落ちた雑誌を拾ってもと居た場所へと走る。 「あっおい!待てこら。ふざけてんのか!?」 ふざけてません。 超大真面目です。 その証拠にほら。 「うっ……」 涙が出てきたではありませんか。 嬉し涙です。 猛スピードでもと居た場所に戻ると、恭一は暇そうにケータイをいじっていた。 「きょっ……きょきょきょ」 「あ?どうしたお前。随分と長い小便だったな。」 「これ!これこれ!!恭一!見て、入試トップ免除!」 恭一の馬鹿にしたような笑いを無視してずいっと恭一の顔の前に雑誌を突き出す。