「我が家はお金がないんだから!
高校の費用つくるために我が両親は寝る間も惜しんで仕事してるんだから!」





恭兄の勝手でお母さんたちを困らせれないよ………




「あー…なんか恭一くん可哀想。」



「え。可哀想なの私じゃないの。」



「あんたは鈍いから。恭一くんの真心が伝わらないのよ。」




真心ってなに。
鈍いってなに。






そんな意味不明な言葉を残して、茉里は帰っていった。




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