好きな人が出来た。

いつも一緒にいた友人で、素の出せる数少ないヤツ

だけど、そいつには好きなヤツがいて、悲しいかなその相手は俺の親友だったりするのだ。

何だか昼ドラに出てきたような内容だが、俺は自分の気持ちを言うつもりはない。

彼女は過去に辛いことがあって、恋することを拒否していた。異性に触れられることすら苦手な彼女。そんな彼女を二人で守っていた。

だから、彼女の気持ちに気付いたのは早かったと思う。俺の親友が超が付く程の鈍感だというのもあるけれど。

気付いた瞬間、俺は彼女の恋を応援しようと決めたんだ。

それは、作戦でも何でもなくて。