次の日、優ちゃん達は相変わらずの態度で美優を睨み付けた。

美優は、この優ちゃん達の態度を子供みたいって思うようになった。

でも、優ちゃんみたいに好きな人の為になると、周りが見えなくなる…

普通は思わないかもしれないけど、美優にとってはちょっといいな。なんて思ったりもした。






「高瀬さん。」

「ん?」

同じクラスの三井さんと、佐藤さんがお昼休みに話かけてきた。何か用があるのかな?

「次、体育だから一緒に着替えない?」

「え?いいの?」

ビックリした。用がない時意外は、話しかけてこないのに。

「うん♪」

2人はにっこり笑ってくれた。嬉しかった。




「高瀬さん、優ちゃん達が言う事気にしちゃダメだよ?あんなのただの焼きもちなんだから。」

「うん。高瀬さんじゃなくて美優でいいよ!」

「うん。じゃあ、私の事は三井さんじゃなくて、美鶴でいいよ。」

「私は可奈でいいよ!」

「宜しくねぇ♪」