「あらっ、ダメよ。南生。ため息は幸せが逃げていくのよ」
そう言って彼女は私の口を手で塞いだ。
「そうね」
私がふがふがと頷くと、実沙ちゃんは口から手を離した。
「何があったの? 喧嘩でもした?」
「まあ……」
「夫婦喧嘩は犬も食わないって云うしねぇ」
夫婦喧嘩……私たちはまだ夫婦ではない。今すぐにでもなりたいのに。
私は机の上に置いた鞄から教科書やノート類を出し、机の中に入れた。
そして話題を変えた。
「実沙ちゃんは、何歳で結婚したい?」
すると彼女は苦笑いをして、
「いやだ。男の子とつきあったこともないのに、結婚だなんて。でも、いい相手がいれば考えなくもないわねぇ」
と、おっとりと答えた。
「そうよね。そうでしょう?」
そう言って彼女は私の口を手で塞いだ。
「そうね」
私がふがふがと頷くと、実沙ちゃんは口から手を離した。
「何があったの? 喧嘩でもした?」
「まあ……」
「夫婦喧嘩は犬も食わないって云うしねぇ」
夫婦喧嘩……私たちはまだ夫婦ではない。今すぐにでもなりたいのに。
私は机の上に置いた鞄から教科書やノート類を出し、机の中に入れた。
そして話題を変えた。
「実沙ちゃんは、何歳で結婚したい?」
すると彼女は苦笑いをして、
「いやだ。男の子とつきあったこともないのに、結婚だなんて。でも、いい相手がいれば考えなくもないわねぇ」
と、おっとりと答えた。
「そうよね。そうでしょう?」



