センパイ、俺のこと好きでしょ?


『…で、かーえーで!』

「いだっ!!」

柊磨に頭をチョップされた。

柊磨と出会った頃をつい思い出してしまった。

『色気ねぇー声(笑)』

柊磨を見るともうポスター貼りは終わっていて、

私の声にケラケラ笑っていた。

柊磨の笑顔…

口を大きく開けて笑ってて…

…好きだなぁ。

『なんだよ、ジーと見つめて。

もしかして俺に惚れたとか?笑』

「…っなわけないでしょ!

手伝ってくれてありがと!もう行く!」

走ってその場から立ち去る。

…何でアイツはあんなこと言うのよ…

そーだよ、柊磨に惚れてるよーーーーーーー

顔を触ると熱く、赤くなってることが鏡を見なくても分かった。