少し時間も経ち、
鏡で目を見ると腫れもひいていた。
『楓ー!!お前、どこにいたんだよ。
俺ひとりで受付とか無理』
「…と、柊磨…ご、ごめん…」
柊磨が息を切らして私の元へやって来た。
…でも正直、今は柊磨に会いたくなかった。
顔を見ると泣きそうになる。
2人のあの光景を思い出してしまう。
『別にいいけどさ、隣だれ?』
「えっ、あっ…」
…何分も一緒に居たのに名前聞いてなかった!!
『…別に、ただ一緒にいただけなんで』
その人はそうひとこと言ってどこかへ行ってしまった。
『なんだ?アイツ。
楓、皆探してたし、行こ』
「…うん!」
もう、"友達"としてしか居られない
彼の後ろを黙ってついていき皆のところへ戻った。

