朝の日差しに照りつけられて起きた。
『ピリリリリッ』と頭の上で目覚まし時計がなっている。
私の名前は『佐倉田 愛結(さくらだ みう)』。
愛を結ぶとかいて愛結。
そして今日は入学式!
私は見守る方だ。

「愛結~~~♪」

と下からお母さんの声が聞こえる。
今日は一段とテンションが高い。

「今から向かうから~~~」

と素っ気ない返事を返し準備をした。


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準備をしてしたに向かうといつもどおりテーブルの上におかずやご飯がセットしてあった。
いつもどおりにご飯を食べているとチャイムがなった。

「愛結はご飯食べてていいよ♪」

と言ってお母さんは玄関に向かった。
私はご飯を黙々と食べていると急にお母さんが『あら!佑ちゃんじゃないの!』といった。

私はその佑ちゃんには興味がなかった。
でもお母さんが、私のことを呼んだから玄関に向かったら大きくなった佑ちゃんがいた。

「…愛結?」

その声に『ハッ』としてわれに戻った。
佑ちゃんは五年前とは違っていた。
声も顔も身長も体型も。
スゴク


…カッコ良くなっていた。


「ゆ、佑ちゃん…なの?」

私はあの時の佑ちゃんじゃなかったから疑った。
でもお母さんは迷いもなしに佑ちゃんと言った。
だからきっと佑ちゃん何だろう。


「うん。…そうだよ」

「そう…なんだ」

私はかっこよくなった佑ちゃんに対して少し素っ気ない。

「佑ちゃんって愛結と同じ学校に行くことになったんですって?」

「はい。」

私はお母さんの言葉に対して一瞬戸惑った。
佑ちゃんが同じ学校に通うなんて思わなかったから。

「あ!」

とお母さんが何かひらめいたように言った。

「一緒に学校に行ったら?♪」

え。

「いいですよ。…でも愛結がいいか分かんないし、俺一応転校生なんでまた会えますし。」

「な、何言ってんの?!お母さんも佑ちゃんも!わ、私は一人でいけるから!」

私は動揺を隠せずにちょっと意地っ張りにいってしまった。
するとお母さんと佑ちゃんは納得したように『分かった』と言った。

朝っぱらからこんな事で私は大丈夫かな。



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あんな事があってから時間は過ぎ今教室にいます。
佑ちゃんは先に行くっていって先に行ってしまい、その10分後に私が学校に向かった。

そして、今廊下が騒がしいです。
多分佑ちゃんだと思うけど。
すると1人女の子が私の近くに寄ってきた。
知らない子だ。
私は一年の頃から友達という友達はいない。
だから、今一人なのだ。

「…佐倉田愛結さんですか?」

戸惑いながら私の顔をみて名前を言ってきたその子はトテモ可愛い。
漫画本に出てきそうな女の子が目の前にいる。

「はい。そうですけど」

私はまた素っ気ない返事を返した。
そんな私に嫌気がさす。

「あ、あの!私と友達になってください!」

大きな声で言ってきた。
私は『友達』と言う言葉に少し憧れてたのでつい嬉しくて、

「はい!」

といった。