そのまま放課後に突入。

遊ぶと心が晴れるみたい。

私は勇気を出して、あえて好きな人の話題をふってみた。

神家さんは、好きな人は昨日聞いた通りで合ってると認めた。

でも、なぜか私の好きな人話題になって。

「お前って好きな人いんの?」

神家さんだけには言われたくない話題だ。

「…いるよ。」

「誰?」

「誰だと思う?」

「分かった!瞬だ」

「はずれ」

「えっじゃあ誰や!僕でも瞬でもないとしたら…」

この時点で私が笑ってしまって、

「…えっ?待って、まさか僕じゃないよな…?僕なん?」

少しだけ頷いた。
瞬が後ろ向いてる隙に。

「はっ!?」

私はあの時笑うんじゃなかったと、自分を責めて後悔した。

もう駄目だ……

「えっ!逸人なん!!」

しまった。
瞬にもバレてしまった。

明日、どれだけの気まずさが襲うのだろう…