ずっとずっと好きだけど

やっと昼休みー！
｢涼ー！遊びに来たよ〜！｣
えっ？呼び捨て！？しかも女の子！？
それにとっても美人だしー！
｢おう！美咲ー！久しぶり〜｣
涼くんも呼び捨て！？もしかして彼女……？
あっ……私も呼び捨てかぁ～！
｢うわぁー！涼の隣の子カワイー！名前
なんて言うの？？｣
へっ？私ー？あの子のほうが全然可愛くて美人なのにー！？
｢あっ……ありがとうございます。私、伊藤
日和です……！｣
初めての人ってあんまり得意じゃないんだよなぁ！でもこの子は気軽に話しかけてくれるから話しやすいな！
｢日和ちゃんっていうんだ？私、高山美咲っていうの！美咲でいいよ！よろしくね！
涼の隣ってうるさくない？私、中学の時
隣ですんごいうるさかったからー！(笑)｣
へぇ～！そうなんだぁ～！今はそんなに
うるさくないよなぁ！でも、よく話しは
してくれるよね！
｢そんなじゃないよ！授業中とか普通に静かだよー！｣
｢へー！意外ー！｣
静かな涼くんって意外なんだ〜！私はそんなに騒いでる涼くんって見たことないからなぁ！私より美咲ちゃんのほうが涼くんの事良く知ってるんだろうなぁ……。なんかヤダな……。ってこれただの嫉妬じゃん！
彼女でもないのにこんな感情……恥ずかしいよ！
美咲ちゃんは悪意があっていってるんじゃ
ないんだろうけど…。私って意地悪だなぁ。