学校に着いたらもう涼くんがいた。毎日　朝早いのかな……？これからは私も早めに
来てみようかな！
｢おはようっ！｣
声裏返っちゃった！恥ずかしい……
｢おはよう！｣
涼くんはあんまり気にしてないみたい。
よかったぁ！
｢日和は教科、何が得意なの？｣
えっ！いきなり！？馬鹿に見えるから……？
｢えと……得意っていうか好きなのは音楽と
美術かな？数学と理科は苦手で……｣
って苦手なやつなんて聞いてないじゃん！
緊張してるのバレバレかなぁ……？
｢そうなんだ！俺は体育と数学が好きで苦手なのは国語と音楽とか……｣
へぇ！ちょっと意外かも！涼くんって
なんでも出来そうなのに！
｢そうなんだぁ！数学教えてもらえたらなぁなんて……｣
ちょっと図々しいかな？なんでお前なんかに？って言われちゃうかも……？
｢いいよ！分かんないとこあったら聞いて！
ちゃんと教えるから。｣
良かったぁ！断られたらどうしようかと
思っちゃったぁ〜！
｢ホントに！？ありがとう！｣
やった！涼くんに教えてもらえるなんて！
やっぱり涼くんは優しいなぁ！
｢その代わりに音楽おしえてね？｣
うわ……ホントに綺麗な顔だなぁ！
｢日和？話し聞いてる？？｣
あっ！私、もしかしてずっと見惚れてた？
｢うん……音楽、教えられるだけ頑張ってみるね！｣
｢ありがとな！｣
私、涼くんの笑顔好きだなぁ！
こんな素敵な人が隣なんて私、幸せすぎ！