私は、ボケっとしながら奏多の隣を歩いていた。 「…み…ゆっ…美優!!」 「え?」 「話聞いてる?」 奏多が不安そうに私の顔を覗く。 「ごめん」 「なんで謝るの?ねぇ、何を考えてた?」 「えっと…」 「南斗」 私は、顔をパッとあげた。 なんで、それを…。 「やっぱりか…。俺の入る隙間はないか?」 「なに言って…」 奏多がものすごく悲しそうな顔をする。 こんな奏多、見たことない…。 今にも泣きそうで、崩れそうな奏多。