「美優、帰ろ~!」
私が気づいたときには、もう放課後だった。
いつのまにか、こんなに時間が過ぎたんだろうか。
「美優?早くカフェ行こーよ。廊下で待ってるからね」
「あ、うん!!待って」
急いでバックの中に教科書を詰め込む。
少しグチャグチャになっちゃったけど、まぁいいっか!
「麗花!今行くっ」
私は、ダッシュで教室を出た。
すると、廊下で麗花と南斗が仲良く話していた。
それを見た瞬間、ムカつくような、苦しいような、虚しいような、わけのわからない感情でいっぱいとなった。
とてもじゃないけど、話しかけられる雰囲気ではなかった。
別に仲のいい麗花と南斗が話しているのは普通だし、おかしくない。
なのに、なんでこんなにも嫌だと思ってしまうんだろうか。
麗花に親友に対して、こんな気持ち抱いちゃダメ。
わかっているのに、脳はわかっているのに、心が反する。
ただ、ただ、麗花と南斗が離れて欲しいと願っていた。
すると、麗花がこちらに気づいた。

