「奏多、ごめんね…?明日なら、空いてるけど」
「ほんとか!?じゃあ、明日帰ろうぜ」
「うん、わかった!」
奏多が「よっしゃ」ていいながらガッツポーズしているのを横目で、麗花が話してきた。
「美優、今日さ話したいこと…あるんだけど、放課後」
真面目そうな雰囲気に真っ直ぐ見つめる目。
すぐに真剣だとわかるくらいに、麗花は本気だった。
「う、うん。わかった…聞くから、大丈夫だよ」
「ありがとう」
それだけ言うと麗花は席についてしまった。
いつもの麗花らしくないって言えば、らしくなかった。
大事な話かな?
あんなに真剣な麗花は初めてだ。
そういえば、南斗は?
そう思って、周りを見渡すと、南斗は窓際で男子と話していた。
私はそのまま見入ってしまった。
まさか、麗花が私を見ているとしらずに。

