先生とミルクティー




  「話しねぇの?」


  「…する。1人だけ取り残されてる気がして…みんなはコート内でまとまってるのに、私は…」


  「それで、いっぱいいっぱいになったのか」


  「うん…」


  「でもな、飯島が怪我してから、アイツら変わったぞ。今までならすぐ諦めてたのに、今は最後までやり通している」


  「そういえば…」


  「それって、バスケに対する飯島の気持ちが通じてるんじゃないか?」


 私に向けられた先生の笑顔は、今でも忘れられない…