先生とミルクティー




  「おはよう、真希。大丈夫?ってその姿は大丈夫じゃないよね…」

 朝、下駄箱で恵莉が待っていた



  「うん…6月も無理みたい…ごめんね…」


  「真希が謝る必要ないよ。真希の分も頑張るからさ」


  「ありがとう…それとね…」



 私は先生の事を恵莉に話した



  「やっぱりね。ちゃんと応援してあげるからさ。元気出すんだよ!」


  「うん」

 あれからは嫌いな物理の授業をがんばって聞くようになった


 だって、先生の授業だから…


 先生の声を聞いていたいから…