恵莉との帰り道…



  「徳永って、これから毎日部活に来るの?」


  「来ると思うよ。今日だって会議なかったら、やるつもりみたいだったし」


  「そっか…」


  「なんで?恵莉?」


  「だって、私ってコツコツ練習するタイプじゃないでしょ?」


  「まぁね」


  「だから、あんな熱血な感じってちょっとね…」


  「まぁ、わからなくもないけど、いい先生だと思うよ」


  「ホント真希はいい子だね。徳永のことかばっちゃって」


  「そんなことないよ~」



   ”私…
    かばってるのかな?”



 私はそんなつもりはなく、ただなんとなく『いい先生』って思っただけ


 だったのに…