「先生、卒業まで待っててね。1人にしないでね!」


  「わかってるよ、何かあった?」


  「別に…」


  「おみくじに何か書いてあったんだろ?」


  「えっ?どうして?」


  「鞄から出てる」


  「あっ……実はね。危機が訪れるんだって…」


  「俺らに?」


  「うん」


  「心配しなくても、離さないから」


  「よかった」









 まさか本当に、危機になるとは思っていなかった