拡声器を片手に立ち上がれ

『いじめっこ、いじめられっこ、傍観者、教師共、よく聞け。私は今から...
報復を開始する。』

この一言が私達を変えた。
*
朝のチャイムの代わりに一人の少女の声が放送された。
「あーあー、マイクテストマイクテスト。よし、聞こえてるね。...放送室をジャックしました、2年A組の黄瀬です。ジャックした理由を言ったらちゃんと返すから待っててね、先生。
...明日、ビッグイベントを開催させてもらう。全員強制参加イベントだ。拒否権は無い。朝8時より開催する。帰りは遅くなるから親には連絡をしておくように、以上!明日が楽しみだね。」

そこで放送は途切れた。
くだらない。考える事が幼稚ね。2年は。
3年生である私、谷口哉瑪(たにぐちかなめ)は1人思っていた。
教室中は大騒ぎ、そりゃそうだ。
放送室ジャックなんて普段、経験出来ないもの。
先生達の怒号が聞こえてくる。
放送室からかなり離れてるのにね。
全校生徒強制参加イベントか。
嫌だなぁ。