私はその日、律子さんのカレーライスを少ししか食べられなかったが、律子さんとまた一緒にカレーを作れるという約束ができてそれだけで満足だった。



その後、私はメイドのマリちゃんが部屋に迎えに来たため、テッちゃん、アッちゃん、律子さんにバイバイをして屋敷の大広間に戻る。

そして、そこで出てきた複数のご馳走を食べる事になるのだが、どれを食べても、さきほど食べた律子さんのカレーライスほど美味しいとは感じられず、結局少し残してしまった。



夕食が終わるとすぐに、私はすぐに自分の部屋に戻った。

そして、律子さんに教わったカレーの作り方を絵日記に書いた。野菜の切り方、煮方、ルーの入れ方、そして隠し味。

いつか、自分だけでもこのカレーが作れると良いなと思い、私は絵日記を手に持ってベッドに寝転んでいると、気づくとそのまま夢の中へ潜り込んでいたのだった。