居間に行くと
ゆかりさんと大東さんがいた。
『美咲ちゃん!!』
ゆかりさんが私を抱きしめてくる
「ご、ごめんなさ…い」
やっぱり泣いちゃう。
ゆかりさんの話だと
私が体調悪いと思って部屋にまたこもったと思って誰も近づかなかったみたいで、気が付いたのが夕方。
あらゆる手を使って探してきたと言う。
「雅樹は…」
1番気になっていた。
『雅樹ね…組長の命令で仕事はしてるけど…かなり落ち込んでるの』
私を探すって組の仕事を拒否したらしい。
夜も寝れてないようで、なんとか保ってる。壊れないか心配だと言う。
『若は…また笑わなくなりました。美咲さんがいないと…』
大東さんが苦しそうに言う。
私は首を横に振る
「戻れません…ダメなんです…」
雅樹を信用できていなかったこと、
そんな自分が嫌でたまらないこと。
『美咲ちゃん…その子はどうするの?』
「産みます」
私と雅樹の子だから…
『美咲ちゃんは真面目ね…』
ゆかりさんが優しく笑ってくれた

