翌日、私はみんなと一緒にご飯を食べて 雅樹を見送る事にした。 雅樹は無理するなっていうけど、 大丈夫って笑顔を返す。 樹さんも、ゆかりさんも いつも通り接してくれる。 ありがたく思うけど、胸が苦しい。 「雅樹…いってらっしゃい。気をつけて」 『いってくる。あんまり無理するな』 そう言い、車に乗り込んだ。 車が見えなくなるまで、見送る。 雅樹…さようなら。