しばらく歩いて、目的地に到着。
「ほんとにありがとうございました」
って深々と頭を下げられた。
「いえいえ!」
とか言って焦って私も頭を下げる。
へこへこしてる私たちは、周りからみたらきっと変な人だったはず。
「じゃあ、私はこれで!ゆっくりしてくださいね。」
裏のドアに向かおうとしたら、なぜかその人もついてくる。
「あの、入り口むこうですよ?」
私は入り口を指差した。
その人が何かを言おうとしたとき、バーンといきなりドアが開いた。
「うわああ?!店長!びっくりするじゃないですか!」
「ごめんごめん!福岡さんの声がしたからさ」
なるほど知り合いだったのか。
じゃあ、新しいバイトさんなのかな。
「もしかして、新しいバイトさんですか?」
「ん?いや、新しい店長だよ。」
なるほど店長・・
「ええ?!店長は店長じゃないですか!」
軽く言われたから危うく流すところだった。
「俺が一年くらい実家に戻らなきゃいけなくなったから、代わりの〝一時的店長〟」
店長が福岡さん?の肩をばしばし叩く。
「いた、痛いっての。原田が言ったとおり、仮店長です。よろしくお願いします。」
ぺこ、とお辞儀をしたので、私もお辞儀をする。
頭の中ぐちゃぐちゃだし、いきなりでわけわかんなかったけど、
とりあえずお店に入ることにした。
