「あら、腫れてるわね。
とりあえず、私の車にのって?
念のために病院に行きましょう」
私は言われるままに先生の肩を借りて車に乗り込んだ
もう一度高野くんに貰ったジュースを見つめる
なんで高野くんは私のことが嫌いなくせに優しくしてくれるんだろう
優しくなんてしてくれなければ、私にだってあきらめがつく。
嫌いって言ってくるくせに、私がピンチの時に助けに来てくれる。
たいちゃんが助けてくれると思っていても、高野くんが助けてくれる。
高野くんは私のことが嫌い。
そう思っているのに、
もしかして……と期待している私がいた
そんなこと、あるはずなにのにね…
その日貰ったジュースは家に帰るまでもったいなくて飲めなかった
これを飲んでしまったら、なぜか高野くんにもう優しくしてもらえなくなる気がして________


