俺はキライだけど。



_____________……



「おい、下りろ」



「え、あ、うん
ごめんね?私、重かったよね…」



今は中間地点の休憩所にいる


あれから高野くんは50分くらい、私を抱っこしたまま歩いてくれた


顔には出さないけど、絶対疲れてるよね……



「…別に」


そう言って彼はどこかへ行ってしまった


はぁ……


高野くんが私を好きになるわけがないのに、

私に笑いかけてくれるわけがないのに


高野くんへの"好き"が募ってくよ…



「愛花!」



「宮ちゃん!」



ボーッとしていたら宮ちゃんが息を切らして走ってきた