俺はキライだけど。



「宮ちゃん、聞いてよ!あのね!」


「あー、愛花の言いたいことはなんとなーくわかる。
だからもう少し声のボリュームを下げよう。
ほら、みんな見てるよ」



私は言われてから気づいた

高野くん以外のみんながこっちを見ていた


「ご、ごめんね?」


「ま、毎度のことだからみんな気にしてないでしょ」


う…

宮ちゃん何気にひどい…


「てかそれより愛花よかったじゃない
高野の隣で」


「あ、うん!
嬉しすぎてほんとにやばい…!」


「そっかそっか
愛花頑張んなよ?
うちはずっと応援してるからね」