俺はキライだけど。




「……へ?
高野くんが、私のこと、好き?」



「そう。
俺、東条のことが大好き」



俺がそう言った途端、ポロポロと涙を流し始める東条



「っわ、わたしもっ、高野くんのこと、大っ好き‼︎」


あー、まじ可愛い


「俺の方が、100倍東条のこと好きだから」



「わ、私の方が、好きだもん!」



涙目で俺を見上げる東条


俺は東条を抱きしめる腕をキュッと強めた


「東条…俺と、付き合ってください」


少し俯く東条


そして「はいっ」と最高の笑顔で言った



あーもー、可愛すぎる


俺はさらに抱きしめる力を強める


「わわ、高野くん、恥ずかしいから、離してっ」


俺の腕の中でわたわた暴れる東条




「もう、東条のとこはなしたくない」



「たた高野くん!」


「飛我……」


「へ?」


「飛我ってよんで、愛花」


ブワァァァと顔が赤くなるのが分かった



自分で言っといて何赤くなってんだよ


「ひ、ひゅーが…」


「ん?」


「ひゅーが!」



うわ…なにこれ可愛い



「うん、愛花」


俺はもう一度愛花を抱きしめた


「好き、だよ」




やっと、伝えられたよ________




fin.