「…ただいま」
って、誰もいないんだけどな……
「おぅ、おかえり!」
……は!?
ガラッとドアが開いて、そこから出てきたのは
「兄貴!?」
いつもはいないはずの俺の兄貴、高野翔だった
「なんでいんだよ?」
「なんだよ、いちゃ悪いか?
ちょっと今日はお休み。
なんか疲れたからさー」
といって肩をコキコキ鳴らす兄貴
長めの金髪に切れ長の目
うん、イケメンだ
「…飛我、なんかあったろ?」
「は、はぁ!?なんも、ねぇしっ」
いきなりそう言われ噛み噛みになってしまう
「はい、図星ね。
優しいお兄ちゃんがはなしを聞いてあげるから着替えてこい」
「え、兄貴なんかに話したくない」
「兄貴なんかってなんだなんかって!
これでも俺は部下に慕われてんだぞ!」
「はいはい」
わーわー喚く兄貴を置いて、部屋に行き普段着に着替えた
………兄貴に話したら、すっきりすっかな?
いちおう、話してみっかぁ……
俺は階段を下り、リビングへ向かった
「お、俺に話す気になったか!
どれ、話してみろ」
俺はドカっとソファに座り、正面で目をキラキラさせている兄貴にこれまでのことを全部話した
男どうしで恋バナって……
きもいな


