やっとの事で玄関にたどり着いた俺
「東条!」
だけど…そこに東条の姿はなかった
もう17:20になっていて、さすがにまってるわけねぇよな…
俺は力なくベンチに座り込んだ
ヒラッ
ん?
一枚の紙が床に落ちた
拾い上げて見ると、そこには
『5時まで待ってたけど、用事があるので先に帰ります。ごめんなさい。
愛花』
嘘……だろ?
5時まで待っててくれたのか?
4時間もずっと、こんなとこで待っててくれたのか?
何やってんだ、俺
東条がずっとここで待っているときに俺は美優と笑いあって、アイス食べて
なにしてたんだよ、俺……
その紙には濡れて乾いた後があった
東条、泣いたのか?
俺が約束破ったから
東条ではなく、幼なじみを優先させてしまったから……
「ごめん…東条…ごめんっ」
俺はらしくなく、泣いた
バカ!俺のバカ!
なんで無理やりでも東条のとこに行かなかったんだよ!
なんで…美優を置いていってでも東条に会いに行かなかったんだよ!
東条はきっと、俺が来てくれるって信じて何時間も待っててくれたのに……
俺は…俺は!
………そうだ
まだ東条は学校にいるかもしれない
こんなとこでウジウジしてる暇なんてない!
東条を探さなきゃ
東条に、あって「ごめん」って謝んなきゃ
俺は立ち上がり、教室まで走った


