俺はキライだけど。




「みんな、いまの高校どんなかんじ!?」


ちゃっかり私も椅子に座りながら聞く


「んー、普通」

「楽しーよ!」

「イケメンいっぱいいるのよ〜♪」

「うちイケメンの彼氏できちゃった〜♡」


「え!?
玲ちゃん彼氏さんできたの!?」


「うん!めっちゃカッコイイの!」


「いっつも教室でラブラブされてこっちは困ってるの!」



はは、そうなんだ…


なんか想像できちゃいます。


「他の人は彼氏とか彼女いないの?」


「好きな奴なら」

「僕はみんな大好きだから!」

「いない」


「え、陣くん好きな人いるの!?」


クールな陣くんが…!

意外!


「まぁ…」


「へぇ…その人ってどんなひ「おい」



へ?と思い後ろを振り向くと


「キャー!イケメン!」


「高野、くん?」


不機嫌そうな顔をした高野くんが立っていた



「まなちゃん、この人高野くんって言うの!?」


「うん、まぁ…」


イケメンの高野くんに食いつく玲ちゃん


あなたには彼氏さんがいるでしょーが



「お前、何サボってんの?

客いっぱい来てんだからさぼんの禁止な」


高野くんはそう言うと私の腕を引っ張りスタスタと歩き始めた



「高野くん、ごめん!

ちょっと久しぶりの再会だったもんで…」


ふと足を止める高野くん


「…喋んのは後でもできんだろ。

ほら、客来たから接客しろ、バカ」


「なっ、バカァ!?」



「バカだろ」


きーーーー!

なんなの高野くん!?


最近口悪すぎない!?


私はプンプンしながら入り口へ向かった