俺はキライだけど。



「……え、?」


「んだよ、先生いねーじゃん」


保健室のドアには" 都合により不在 "の文字


「ま、湿布1枚もらったくらいで怒んねーだろ」



躊躇なくドアをガラッと開ける高野くん



私はその背中をちょこちょこと追いかけた



ドカッとソファに座る高野くん


「確か湿布は引き出しの1番上に入ってっと思う」



言われる通りに引き出しの1番上を開けると湿布があった


「…どーぞ」


「は?」


「へ?」


「俺背中みれねぇし、お前が貼れよ。

第一、お前の不注意でこうなったんだからな、俺は。」



「え、えぇぇ!?」

「えぇ!?じゃねぇ、早く貼れ」



有無を言わせぬ顔で睨まれ私は高野くんの背中に回る


「ん」



そう言って高野くんは運動着を捲り上げる


「わぁ……」



高野くんの背中は程よく筋肉が付いていて、引き締まっていた


「…何してんの

早く貼れよ」


「っへ?あ、ごめん!

冷たいけど、我慢してね?」


私はぺりぺりとプラの部分を剥がし、ペタッと少し腫れた背中に湿布を貼り付ける


「つめてっ」


「あ、ごめん!」


いきなりすぎたかな?



「ん…だいじょぶ」



パサっと運動着をもとに戻す高野くん




「「……」」


そしてなぜか沈黙