「なに、助けてやったのに礼のひとつも言えないわけ?」
そう言って腰をさすりながら立ち上がったのは___________
「た、たた、高野くん!?」
「だったら何?」
綺麗な顔を歪めた高野くんだった
「あ、いや、その、えと…
ありがとう…助けて、くれて。」
「これからはあんなバカなことしねぇで背ぇ高いやつに頼むんだな」
「あ、ま、待って!」
まだ腰をさすりながら教室へ戻ろうとする高野くんを呼び止める
「なんだよ」
「あの、怪我…してない?
腰、痛くない?」
恥ずかしくて顔を上げられず、少しだけ高野くんを見上げる
「っ…別に……。
でも少し、痛いかも」
「そ、そうだよね!
いちおう保健室行こっ
湿布貼ってもらお!」
そう言って私は無理やり高野くんの腕を引いて保健室まで走った


