俺はキライだけど。




________


……?


教室へ戻る途中、使われていない教室から誰かの声が聞こえた



「高野くんのことが、好きです!」



っ!?


た、高野くん!?


またボボボっと顔が熱くなる



「…は?」



高野くんの声が聞こえた



この声、明らかにめんどくさがってる



「だから…私、高野くんのことが好きなの!」


うわ…どストレート‼︎


声からして、可愛い子なんだろうなぁ


高野くんは…なんて、応えるのかな?




「無理」



へっ?


あなた、人の告白を無理で済ませちゃうの?



「え…でも、彼女いないんでしょ?」


「まぁ」


「なら…!」



女の子の言いたいことはわかる


彼女がいないならいいじゃない!って話だろう



「俺、好きな奴いるし。

だから、ほか当たってくんね?」



…………へ?



高野くん、好きな人居たんだ…



ズキ…



そっかぁ……


そうだよね、高野くんモテるしね



「ふっ……うぅ…」



さっき好きって気づいたばっかりなのに、早速失恋かぁ…


私はとめどなく流れる涙をゴシゴシと拭う