俺はキライだけど。




「ありがとう!」


また屈託のない笑顔で笑う渡瀬くん



よく見てみれば、イケメンというか可愛いの部類に入る顔をしていた


こういう人がモテるんだろうなぁ



「それと、さ…
文化祭、よかったら一緒に回ってもらえない?」



「…へ?」


文化祭?


「あ、よかったらでいいんだけど!
少しだけでも回りたいなぁ…なんて」


そして「へへっ」と照れたように笑う渡瀬くん



うーん…


少しだけなら、いいかなぁ?


「うん、いい「だーめ」



へ?

『うん、いいよ』と言うつもりが誰かの声によって遮られた



不意に頭上から聞こえた声


それは紛れもなく高野くんのものだった

って、いつのまに!?


「って、なんでだめなの!?」



「た、高野くん!」



渡瀬くんも目を見開いて驚いている




「はぁ?なんでだめなのって?

そりゃあ…
___________俺がお前と回りたいからに決まってんだろ」



…………はぁ!?