俺はキライだけど。




ほんと、うざいからこれから一生関わらないで、とか?



あの日のこと、マジだから、とか?



もしそうだったら、聴きたくないよ…




「あの日、本当は俺、東条のこと「い、いいよ!」


高野くんの言葉を遮った私を「は?」とでも言いたげな表情で見つめる高野くん



「もう、高野くんの気持ちはわかるから。
だからもう、高野くんとは関わんないから。
あの日も言った通り、諦めることにするんだ。
まだ、好き、だけどさ」


そこまでいってチラッと高野くんの方を見上げると悲しげに瞳が揺れていた



なんでそんな表情をするの?


「違う、俺が言いたいのは…っ」


高野くんはそこまで言ってまた綺麗な顔を歪める


「気、使わなくてだいじょぶだよ。」



「いや、違くて…」


「ごめん、少し気分悪いから先行くね?」



私はいたたまれなくなってその場から走って逃げた


気分が悪いっていうのは嘘。


でも少し胸がモヤモヤする。



涙が溢れそうになる



なんで、あんな顔をしたの?



なんで、なんで……っ



私は溢れる涙をぬぐいながら神社の中を走った



少しだけ…


もしかしたら、追いかけてきてくれるかなって期待をしながら________