俺はキライだけど。



「よーし、それじゃやーりまーす!

あーみだっくじ〜、あーみだっくじ〜…」



加藤くんがノリノリでやり始めた



「鈴木と浅井!村尾と北野!…と…!……」

次々と名前が呼ばれていく



わたしはまだかな?


「次ー!宮原と天野!」


宮ちゃんたいちゃんとだぁ!


「よかったね!」と宮ちゃんを見ると少し頬を染めていた


あ…


東条、わかっちゃったかもです。


「次!高野と東条!」




高野くん、東条さんとなんだ


ふーん、東条さん…


東条……ん、東条!?


私のクラスに東条は私しかいない



もしかして私高野くんと!?


どーしよ…


「いいなぁ、東条さん」


「くそー!俺が愛花ちゃんと回りたかったのにー!」

「高野…うらむぞ…」


周りからは色々な声が聞こえてくる


前の私だったら飛び跳ねるくらい嬉しかったのに


今の私は高野くんにあわせる顔がない


あの日から随分たつけどひとつも喋ってない


高野くんから一方的に話しかけられるけど無視を決め込んでいた