みんなでワーワー騒いでいたらもう時間は6時を回っていた
「それじゃ一旦ここで解散!
家に帰って浴衣に着替えてきてくださーい!
集合場所は笹野公園の近くの河原ね
持って来れる人は花火も持ってきてね〜」
主催者の加藤隆司-Kato Takashi- くんが言った
って、浴衣!?
聞いてないよ、そんなこと!
「愛花、これから愛花の家に行って浴衣とってきて私の家できよう?
私のお母さんが着付けしてくれるって」
「うん…!」
私は放心状態になりながらも頷く
正直浴衣が家にあるか不安だった
「あ、花火大会だけ参加する!って人もいるから花火多めでおねがーい!」
加藤くんが付け足した
ふーん…高野くんは…っだめだめ!
考えるな、考えるな…
私はブンブンと頭を振り、宮ちゃんと私の家に向かった


