俺はキライだけど。



「お前ら、あいつはやめといたほーがいいぞ。
あんなうるさいやつのどこがいいんだよ。あんなやつに毎日つきまとわれてみって。うざいってわかるよ。
俺はあんなやつ、絶対無理だね」



" うざい "……

" あんなやつ絶対無理だね "…


なんだ…私に望みなんて最初っからなかったんだ…


私はガラッと半開きになっていたドアを開けた


今まで『もしかして』って期待してた自分がバカみたいだよ…


「なぁ、どうした?」


こんなに嫌われてたなんて…知らなかったよ



「ちょ、飛我、うしろ…」



高野くんが私に気づき、大きい目をさらに見開いた



私はなみだをこらえながら、言った



「た、かのくんっ。
ご、ごめんっね、今まで付きまとって。きら、われてるの、わかってたっのに。

でも…うざがられて、るのは…わ、かんなかった、なぁ…」



目にたまっていた涙が耐えきれずにブワッと溢れ出した