「あ、あの公園に行こう!」


私はそう一人でつぶやき、学校の隣にある公園に向かった


公園といっても、ブランコと鉄棒と滑り台があるくらい


私はブランコに座ってふうっと息を吐いた



「今日の高野くん、かっこよかったな〜」


今日の高野くんのバスケをしているところを思い出して、きゃー!っとリュックをだく



「ニャ〜」



「ひいっ!…ってかっわいい〜!」



足元を見ると小さなネコがいた


私は思わず抱き上げる


「こねこちゃん、お名前は?」



「ニャ〜」



「うーん、毛が白くて綺麗だから、シロってどうかな!」



「ニャ〜」


「うんうん、よろしく、シロ!」