~未來side~


「健太聞いてる⁉︎ 」

「聞いてるよ」

「…これでも私なりに頑張ってんのよぉ⁉︎ もうどうすればいいのよぉ〜‼︎ 」

「落ち着けって!」

「うるさーい! 今日は楽しむために来たの! だからもっと楽しむの! 」

「…ちょっと未來! 飲み過ぎよ! 」

「聖奈までそんな事言うのぉ〜? やだ! まだまだ〜」

「…いい加減にしなさい! 」

「やだ! 」

「未來っ‼︎ 」

「ひっ…‼︎ …わかったよぉ〜怒んないで〜‼︎ 」

「みんなごめんなさい! 私たちはもう帰りますので…ほら未來! 行くよ! 」


立とうとしても足がフラフラしていて上手く立てない…


「未來何してるの? 早く行くよ! 」

「立てないの…」

「は? 」

「俺が運ぶよ。ほら未來掴まって」

「ありがとー…え?」


酔っ払っていた私もさすがに目を覚ました

これはやばい状況じゃない?

なんで健太にお姫様抱っこされてるの⁉︎


「健太! 健太降ろして! 」

「いいじゃない,運んでもらいなさいよ」


良くないって…と思いつつも車まで運んでもらっちゃった


「ごめんね健太。ありがとう」

「おう、気をつけて帰れよ!」

「じゃあね〜」


こうして同窓会は終わった