~未來side~


「ごめんね…遅くなっちゃって」

「大丈夫…って未來泣いてるの? 」

「…うっ! 聖奈〜 」

「え⁉︎ どうしたの? 」

「実はね…」


さっきあったことをそのまま聖奈に話した。


「ちょっと何それーなんで冷たくされるの? 」

「わかんない…何かしたかな? 」

「ねぇ瑞貴! 同じ男としてどう思う? 」

「どう思うっていうか俺は蒼樹さんの気持ちわかるな」


蒼の気持ちがわかる…?

女に生まれてきた私には蒼の気持ちが全くわからなかった


「どういう気持ち? 」

「なんつーか…蒼樹さんはとりたくてそんな態度とってるんじゃないと思う。多分、嫉妬してるんだよ」


嫉妬? …蒼が私に?

でもさっき気になった言葉はあった

" 俺の前ではメイクをしなくなった" って


「どうして嫉妬なんて…」

「同窓会だよ」

「同窓会? 」

「あぁ、同窓会って男がいっぱいいるだろ?そんなところに愛する女を行かせたくないんだと思う。俺だって…嫌だし」

「えっ…」


なんだ?

2人とも顔真っ赤にして本当にお熱いんだから

本当によくやるわよね,人がいる前で


「2人共そういう事は2人きりの時にやってもらえないかな? なんか私が気まずいからさ? 」

「ご,ごめん‼︎ 」

「…はは…」