恋蘭には蒼へ手紙を書いてもらうように頼んだ

ひとつも嫌がらず,嫌がるどころか喜んで賛成してくれた。

まだ幼いからか手紙を書くことに対して恥じらいがないんだろうな。


恋蘭には手紙を書いてもらって,私は…料理をするくらいしか蒼にできることがない。

だから今日は蒼が好きな料理をいっぱい作ろう。

そうと決まったら早速取りかかろうっ!

っていってもまだお昼前だし夜忙しくなるかもしれないからゆっくりしよう。


帰ってくるの19時くらいって言ってたし,今から動かなくてもいいやー。


「コラっ! 食べ物で遊ばないの! 」


頭で色々考えていたら目の前でパンをちぎって遊ぶ洸が目に入った。

少し強めに怒ったら泣いちゃったけどこれは子育て上仕方ないことだよね。


私にはゆっくりできる時はまだ先だと思い知った瞬間だった。