「ただいまー」

「ただいまっ! 」


鍵を開けて家に入ると今日蒼が履いていった靴が目に入った

…帰ってるの?


「あっ! パパ! 」


先にリビングに入った恋蘭の声が聞こえた

やっぱり帰ってきてる

リビングに行く前に洸を寝かせた。


「帰ってたんだ」

「……」

「蒼? 」

「……」


何度話かけても私の問いに答えてくれない。

不自然さを感じながらも家事をこなした。


眠そうにしている恋蘭にご飯を食べさせて,まだ寝ていた洸を無理に起こしてお風呂に入った。

お腹がいっぱいになってポカポカと暖かいお風呂に入ったから恋蘭はすぐに眠ってしまった。