「そうですか…」

「絶対にパパとっていう訳ではないのでよく考えて下さい。恋蘭ちゃんにとったらパパと走る事が1番いいのですが…」

「よく考えます。心配おかけしてしまってすいません」


先生に頭を下げて恋蘭と洸と3人で家に帰った。


「パパと走る,か…」


普通に言ったらパパと走ることの何が問題なの? って思うけど,うちの場合これは重大な問題だ。

先生も言ってた通り恋蘭は蒼と走りたいだろうし…

ひとりでは決められない。蒼が帰って来たらふたりできちんと話し合って決めよう。


モヤモヤとした気持ちを抱えながら蒼が帰ってくるのを待った。