「忘れちゃった…それに見られちゃったからもういいかな」

「…俺先洗うから」

「私も! 交代で使おうよ」


今日の私の発言は大胆すぎるのか,目を見開いてこっちを見つめる蒼。

でもすぐに冷静になって風呂椅子を譲ってくれた


「ありがとう」


蒼はいつも優しくて,その優しさについ甘えてしまう。


ふたりで身体を洗って,お互いの背中を流して。

一緒に湯船に浸かった。


「未來も随分と大胆になったもんだな。」

「んー…もう何年も一緒にいるからね」