でも落ち込んでしまった恋蘭を見て少し反省した

まだ5歳なのに厳しすぎたかなって


「うどん食べて? 」

「…うん」


あとで謝らなくちゃ…


「お前、ちょっと言い過ぎたんじゃね?」

「うん。あとでちゃんと謝るよ」


蒼も同じ事を思ったのか小さい声で言ってきた

さっきのは恋蘭が悪いわけじゃないし…

本当に言いすぎたな


「恋蘭ちゃんも洸くんも食べ終わったかなー? よし,ちゃんと食べた! 偉いね〜」


結局最後まで洸の食事を手伝ってくれ私達はその光景を見ている…ってだけだった

時刻は14時を指している


「お母さんありがとう! 私達そろそろ帰るよ。スーパーも寄りたいし」

「…そうねっ! 私も子供たちといれて楽しかったわ! 」

「本当にありがとう。助かった! 恋蘭ばぁばにありがとう言って! 洸はパパね」

「ばぁばありがとう! 」

「いいのよ! いつでも来ていいからね! 家出してきてもいいんだからっ 」

「いえで…? 」

「お母さんっ恋蘭に変な事教えないでよっ! 」

「うふふ…ごめんなさいね」


和気あいあいとした雰囲気の中玄関へと移動する


「それじゃありがとうね」

「本当にありがとうございました」

「またいつでもいらしてください」

「はい」

「ばぁば! バイバイ‼︎ 」

「バイバイ。洸くんもバイバイ? 」


お母さんが洸に手を振ると洸もお母さんに手を振り返した

恋蘭はまだしなかったけど洸にはお姉ちゃんがいるから上の子の行動をよく見てる

だから自然的にこういうのも覚えるんだね


「じゃあまた」

「気を付けなさいよ〜‼︎ 」


こうして蒼の看病生活は幕を閉じた