お粥が入っていたお椀を洗いテレビを観た
特にやることもない…蒼の所には恥ずかしくて行けないし
午後からやっていたサスペンスドラマを観ながらウトウト…
「おい、未來」
「…ん,はい? 」
寝室から私を呼ぶ声がした
体調戻ったのかな?
「どうしたの? 」
眠い目を擦りながら寝室へ行った
「タオル変えてくれないか?あと喉乾いた」
蒼の顔は赤くて目が潤んでいた
相当辛いんだな
「ごめんね,今すぐ持ってくる! 」
スポーツドリンクを手に蒼がいる寝室へ戻った
蒼の体を少し起こし飲ませる
「ありがとな」
「ううん,薬も飲んだし明日になれば熱も下がるよ」
「あぁ」
「今日は寝て。ずっとここにいるから」
「…手、握っててもいいか?」
「もちろん」
私の返事を聞く前に蒼は手を握ってきた
そして眠りについた
こんなにマジマジと寝顔を見たのは初めてかな?
睫毛長い…やっぱりいつ見てもカッコいいなー
蒼の顔を見つめているとさっきの眠気が襲ってきて私も蒼と一緒に眠りについた


