『あ! 猫だ!!』


思わず叫んでしまったが
海斗には気づかれなかった。


しばらく様子を見ていたら
久しぶりに海斗の優しそうな笑顔が
みえた。


その時ふと思ったの。

《あぁ、やっぱり海斗は優しいな》

って。

そう思って帰ってた。

その時は海斗が好きだなんて
なんとも感じてなかった。