分裂世界の緋色姫


ガシャン!という音とともにアスカの体は潰れ―――


「…っ、ぅ…?」


アスカはなぜかその場所に同じ体制でしゃがんでいた。。

「ぇ………?」


意味が分からない。

アスカはゆっくり目を開けた。

「は、え……?」

足に力を入れて立ち上がる。

「…っ、生き、てる…?」

自分の両手を何度も触る。

―触れる、生きてる。

「よかっ、た……!!」

アスカは安堵の息をついた。

何が起きたのか分からないが、生きてるのは確かだ。

アスカは涙を流した。

さっきの涙とは違う、幸せの涙。

生きてることを実感できた、証。


アスカはふと、後ろから物音がして振り返った。


その瞬間、目を見開いた。

体が凍りつく。