君さえ幸せならそれでいい。





早く早希に渡したくて俺は全速力で
走った。



左の角を曲がればすぐ俺の家と
早希の家があるが早希の家の前には
早希と彼氏さんらしき人が立っていた。


早希は嬉しそうに微笑んでいた。


早希が持っていたのは
俺がさっき取ってきたブッサイクな
ぬいぐるみだった。